loading

SEAHAWK GALLERIA

common_pic_stamp

July 26, 2022

アジアンムードに浸る!エキゾチック散歩

あっと言う間に梅雨が明け、夏本番がやって来ました。この季節に恋しくなるのは、アジアンテイストの雑貨やグルメ。今回は、夏に映えるカラフルなアイテムから、手作りにこだわった台湾ブランチ、独自のアレンジが光るタイ料理まで、アジアンムード満点のお散歩コースを回ります。

繊細な柄と色使いが目を惹くワンピース

まず最初にやって来たのは、「SEAHAWK GALLERIA」の中にある「SHAMBHAVI INTERNATIONAL」。インド人オーナーのクマール・ラジェシュさんが手がける本格ジュエリーとインド雑貨のお店です。

店内にはインド直輸入のアイテムがずらりと並び、中でも圧巻なのがガネーシャの品揃え。ガネーシャは象の頭を持つヒンドゥー教の神で、商売繁盛や蓄財、学問の神さまとして広く信仰されています。

繊細な彫刻と装飾が施されたガネーシャはユニークで美しく、使われている石の種類もさまざま。大きなものから手のひらに乗るものまで、サイズのバリエーションも豊富です。

色合いによって雰囲気もガラリと変わるので、置きたい場所や用途に応じて、お気に入りの1点を選ぶことができます。

クマールさんはもともと宝石商で、確かな目利きで仕入れたジュエリーの品揃えも充実。色鮮やかなエメラルドやルビーなど、思わず見とれてしまうリングやネックレスが並びます。

その他、クマールさんの息子のサウラブさんが買い付けたワンピースやチュニック、パシュミナのストールやインドの伝統技術を用いたハンドメイドのバッグなど、ファッションアイテムも幅広く取り揃えています。

1枚でさらりと着こなしたいワンピースは、涼やかなブルーが印象的。インドらしいテキスタイルながら、スニーカーやキャップなどのカジュアルなアイテムとも相性が良く、普段使いしやすいデザインです。

また、幼少期から占星術を学んできたクマールさんはインド占星術師としての経験も豊富。鑑定はいつでも無料で、クマールさんにお願いすればその場ですぐに見てもらうことができます。生年月日と名前を中心に、手相や人相を見てパーソナリティや運勢を総合的に鑑定し、仕事や恋愛、健康面などがより良くなるアドバイスをしてくれます。

この日取材に伺ったスタッフも鑑定してもらったのですが、「なるほど!」「え〜そうなの!?」と驚きの結果が。クマールさんとお話ししているだけでも不思議と元気がもらえますよ。

※撮影のためマスクを外しております。

SHAMBHAVI NTERNATIONAL
TEL 092-285-7325
営業時間 10:00~20:00
※都合により変更する場合があります。

本場の味にこだわった台湾ブランチ

次に訪れた「倉商店」は、台湾の定番朝食や仙草を使ったスイーツなどが楽しめるお店で、台湾出身のシェフ・謝逢城さんが日本人の奥さまと営んでいます。ある時、謝さんが台湾スイーツ好きの奥さまのために豆花(トウファ)を作ったところ、あまりの美味しさに感動!もっと多くの人に食べてもらいたいと、こちらをオープンしました。

ナチュラルな色合いの店内には明るい日差しが差し込み、朝9時からゆったりと朝食を楽しむことができます。

店内の一角では台湾茶や茶器も販売しており、台湾茶の飲み比べ会など、台湾文化を身近に感じられるイベントも不定期で行っています。

提供されるメニューは国産素材・無添加にこだわり、豆乳からソースにいたるまで全て店内で手作りしています。仕込みに手間がかかるため、営業は主に土日のみ。営業日を増やすよりも、本当に美味しいものを食べてほしいという謝さん夫婦の思いが感じられます。

人気のブランチメニューは、鹹豆漿(シェントウジャン)+飯糰(ファントアン)のセット(¥1,200)。

鹹豆漿は豆乳と酢を合わせた「おぼろ豆腐」のような料理。中には干し大根、桜エビ、ネギが入っていて、油條というサクサクの揚げパンを浸しながらいただきます。豆乳の優しいコクと甘味、酸味のバランスが絶妙で、ゴマ油の風味とラー油のピリッとしたアクセントもポイントです。

飯糰は台湾のおにぎりで、モチっとした食感の紫米を使用。玉子焼きや油條、高菜などたっぷりの具材が入っています。味の決め手となるのは、ふわふわ食感の豚肉のふりかけ・肉鬆(ロウソン)。台湾ではポピュラーな食材ですが、日本ではなかなか手に入りづらく、こちらも店内で一から手作りしています。ほのかに八角が香る甘めの味付けで、肉の旨味がぎゅっと凝縮されています。

飯糰はモチモチの中華パン・花捲(ホアジュアン)にも変更可能です。ほんのり甘い白ゴマと黒ゴマ、塩味の効いたネギの3種から好きなものを選ぶことができ、注文を受けてから蒸し上げるのでホッカホカ。大根、塩、米粉だけで作られた優しい味わいの大根餅・蘿蔔糕(ローポーガオ)が付きます。

食後のデザートには、夏季限定の台湾式マンゴー氷(¥990)がおすすめ。マンゴーの果汁を固めて作った氷を削っているので、最後までマンゴーの味を存分に堪能できます。

花捲以外のメニューは全てテイクアウトでき、ヴィーガン対応も可能。台湾人が大切にする「医食同源」の思いが込もった本場の味を、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか?

倉商店
福岡市中央区大手門3-3-24
TEL 092-791-8093
営業時間 9:00~14:30
定休日 月〜金曜
https://www.instagram.com/kurasyouten/

老舗喫茶のような空間で楽しむタイ料理

最後に訪れたのは、「倉商店」からほど近い「mêek」。惜しまれつつ閉店した「喫茶 雲」の物件を引き継ぎ、今年5月にオープンしたタイ料理のお店です。店主の橋本さんには長年考えていた別の店名がありましたが、この物件を見た瞬間「雲を意味するタイ語にしよう!」と思い立ったのだそうです。

「いかにも“タイ料理屋”という雰囲気にはしたくなかったんです」という橋本さん。以前の老舗喫茶の趣をそのまま残した店内は、カウンターメインのこじんまりとした空間。年季の入った木の深い色合いからはじんわりと温かみが感じられ、ほのかにスパイスの香りが漂います。

20代の頃にタイに住み、独学で料理を学んだ橋本さん。北、南、中央、東北の4つの地方で大まかに分類されるタイ料理ですが、こちらでは地方は特に絞らず、独自のアレンジを加えた創作料理を提供しています。また自然派中心のワインや橋本さん一押しのジンなど、アルコールの品揃えも豊富です。

旬の素材の良さを活かした料理を提供するため、あえてメニューは固定しないのがこちらのこだわり。ランチはカレーやカオマンガイ、ディナーは7〜8品のコース(¥5,000〜)を提供。ディナーのみ前日までの要予約で、InstagramのDMで受け付けています。その日の仕入れによって内容が決まるので、嫌いな食材やアレルギーなどは予約の際に伝えておくと◎。1品食べ終わると次の1品が提供されるスタイルで、お酒と一緒にゆっくり料理を楽しむことができます。

ディナーのコース一例をご紹介。ラープという豚ミンチを使ったミントのサラダは、もち米と一緒に食べるのが特徴。程良い辛味と酸味、ミントの爽やかさがクセになる味わいです。

ポピュラーなひき肉ではなく、牛肉を八角やシナモンでトロトロになるまで煮込んだガパオ。愛知の農園から仕入れた新鮮で香り高いホーリーバジルも、牛肉に負けない存在感を放ちます。スパイシーでボリューム感のある赤ワインを合わせるのがおすすめです。

オープンしてまだ2ヶ月ながら、すでにタイ料理好きの間で話題となっているお店ですが、「喫茶 雲」時代の常連さんも訪れてくださるのが嬉しいと橋本さんは微笑みます。5名から貸切可能なので、家族や友人だけでゆっくり食事することもできます。こだわりの創作タイ料理とともに、素敵な夏の夜を過ごしてみてはいかがでしょうか?

mêek
福岡市中央区大手門3-1-21
営業時間 11:30~15:00 / 18:00〜22:00
定休日 日・月曜
https://www.instagram.com/meek_kumo/

Other Article

scroll_top